今回は、ネガティブな意味で「どうせ」と言ってしまいがちなあなたが、その口癖を利用して、良いことを引き寄せる方法についてお伝えします。
・「どうせ」ダメだと思ってしまう
・けどそんな現状をなんとかしたい
・人や環境に対して不満を感じることが多い
というあなた。
その「どうせ」は利用してしまえば、良いことが起こり始めます。
ではどう利用すれば良いか…結論から言いますと、「どうせ」の後に望みの言葉を入れるのです。
「どうせ」の後に望みの言葉を入れてしまえばOK
「どうせ」の後に自分が「こうなりたい」「こうしたい」という望みの言葉に言い換えてしまえば、自分にとって良いことが現実として起こり始めます。
なぜなら、「どうせ」に続く言葉が現実を創っているから。
「どうせ」は「決めつけ」と言い換えられます。
1.経過がどうであろうと、結果は明らかだと認める気持ちを表す語。いずれにせよ。結局は。
2.あきらめや、すてばちな気持ちを表す語。所詮 (しょせん) 。
「どうせ」という言葉にネガティブなイメージがあるのは、「あきらめ」の意味で使われることが多いからです。
つまり、「ネガティブな未来を決めつけている」意味合いが「どうせ」にはあります。
よって、「どうせ」の後にはネガティブなワードが入ることが多いです。
例えば…
「どうせ、男は顔で選ぶ」「どうせ、女は金で選ぶ」
「どうせ、うまくいかない」「どうせ、落選する…」
では、なぜ「どうせ」がそういう現実を作るのか。
そういう人・現象ばかりが優先的に目に入るようになるからです。
人は、自分が重要だと思ったことや、興味のあること、信じていること、言葉などを優先的にキャッチします。逆に、自分が不要だと思うものや関心のないもの、信じていないことなどは、目の前にあったとしても気づくことができません。
例えば・・
全く興味がなかった「占い」にハマると、近所のハンドメイドイベントで「占い」のお店が出展されている情報をテレビ番組・SNSで見かけたり、資格の通信講座の雑誌に「占い」のコースがあるのを急に目にするようになります。
ところが、興味がなかった頃は、そういった情報が目の前で流れてあっても、スルーしていたはず。例え認知したとしても、すぐ忘れます。
このように、自分にとって重要・興味関心のあることや、注目している情報が積極的に入ってくるようになります。
「どうせ、男は顔だ」というのは、「男性は女性を容姿で判断している…と私は決めつけている」と言っているようなものですから、その宣言通り、女性の容姿を重視する男性の姿や発言ばかり目や耳でキャッチしてしまうのです。
現実には、そうでない男性が多く存在するにも拘らず…。
しかし、「どうせ」をネガティブな決めつけとして使ってしまうのにも、ちゃんとした理由があります。
「どうせ」が生まれる主な原因は、過去の経験や、メディアの影響です。
過去に容姿が理由で振られる…または、自分で容姿を強くコンプレックスに思っていたタイミングで浮気されてしまう…などの経験をすると「男性は容姿で選ぶんだ」と強く確信してしまいます。(もちろん、どう解釈するかは個人差があります)
実際に現実で経験したことは、臨場感があるため「絶対そうだ」と感じることは、ごく自然です。
さらに、テレビ番組などで「男は美女に弱い」という旨の発言を多く聞くと、いつの間にか「そういうものなのだ」と、大した根拠もなく、勝手に自分の中で正しい情報としてインプットされてしまいます。
具体的にどうしたらいいのか
ネガティブな決めつけの意味合いで「どうせ」と言うことが口癖になっている場合、いやなことばかり口にしたり考えてしまいがちです。
そうすると、脳がいやなことばかりを積極的にキャッチしていきます。ですが、その機能を利用すれば「望むこと」に言い換えることで、良いことを積極的に見つけ、その結果、現実も望んだ方向へ向かい出します。
例えば、
「どうせみんな私を好きになる」「どうせうまくいく」
「どうせ合格する」「どうせお金は入ってくる」など…
しかし、前述した通り、過去に現実で経験のしたことのあることの方が臨場感があります。ですから、その真逆のこと…つまり、確信していないことを口に出すことには抵抗があるかもしれませんし、それはごく自然の感情です。
今まで「こういうものだ」と強く思っていたことと、逆のことを意識するのは、それがたとえポジティブなことでも、違和感を抱いてしまいます。
また、つい癖で悪いことを考えたり口に出してしまうことを責めたり、「だめだ」と否定する必要はありません。
そんなに急に本音を変えることは不可能ですし、ネガティブな感情は必要不可欠だからです。
「あ、言っちゃった。まぁそう思うよね〜」で良いんです。
その上で、まずは「望んでいること」を自然に言えるレベルのことからすり替えをしてみてください。
もしも、「どうせ、男は顔だ…」と口にしたのであれば、「とは言ったものの、どうせ、私は顔も性格も愛してくれる最高の男性に愛されるしな」など、何でもいいのでしっくりくる言葉を使ってみてくださいね。
最初は違和感があるかもしれませんが、不快感さえなければ次第に慣れていき、現実が追いついてくるのを実感することになりますよ!
まとめ
「どうせ」という口癖が、起こる現実に影響を与えています。
それは、自分にとって重要だと思ったことや、興味のあること、信じていること…つまり、「どうせ」に続く言葉を優先的にキャッチするから。
また、「どうせ」がネガティブな決めつけの意味合いで使われがちなのは、過去に経験したショックなことや、確信したこと、メディアのネガティブな情報に関係があります。
ですが、逆にそれを利用し、望む言葉に言い換えてしまえば、望みの現実を作ることができるのです。